Noche en Cuba ★キューバの夜

Orquesta Del CeroとCubaのことを、あれやこれや書いてみます

Ready Go Fight!

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好評のCeroバッジ、メンバー全員、どこかに着用してます。

 

ゴングが鳴る。。。

さぁ、昭和の夜、再びです。

入れ替え時間は数分。前バンドの撤収とCeroのスタンバイで、楽器を持った人が右往左往。

「お疲れ様です」「頑張ってね」とすれ違いざまに言葉を交わすのも、対バンならではの光景かな。

前バンドのお客さんが帰ってしまわないうちに始めなきゃ・・・焦る焦る。

ライブをする箱毎に、メンバーの立ち位置が変わるし、音の聞こえ方もまるっきり違うので、慣れるまで、始めはちょっと変な感じ。

今までのLIVEは(旧Ceroを含め過去4回)全てグランドピアノのある箱で、いつもピアノは向かって左奥、狭い箱だと、その前に管のチャーリー、マイケルが立つのだけれど、初のエレピで、最前列・・・と言うより、エレピだけステージに乗ってない。これは場外乱闘だ(笑)

でも、お客さんを真正面に見るのは、とても新鮮。

さて、みんな位置に着いたかな?  じゃ、行こうか!Vamos!

モヒートカワセのスティックがカウントを取り始め、いつものOpening曲「Tank!」がGo!。お客さんは、新種の珍獣を見るかのように、目を見開いて身じろぎもせずに聴いている。

チャーリーのSaxがFunkyに唸り、一曲目終了。

間髪入れて(リアクションに要数秒)拍手。

続いてメンバー紹介とVocal アニャーナが登場して、曲は「Cero de Gozar!」

インストと違って、やっぱり歌もの、しかもこれは歌詞が日本語だし、楽しい雰囲気なので、お客さんの緊張も解けるのだろう、少しずつノッて来てくれた。 よっしゃ!

ここぞとばかりに「私はピアノ」「情熱の花」と懐かしのメロディを連発すると、ピーピーと歓声もヒートアップし、踊りだすお姉さまたち。   うむ、掴んだ!

アニャーナは容姿端麗+美声で、うちの看板スター。老若男女問わず、ファンになる。美しく歌うことは勿論、凄みを利かせた歌い方も、So Nice! しびれるー

続く「Lum's Love Song」これも、男女問わず、今までにも、どんぴしゃ世代だと涙が出そう、とのお声を頂戴している。

さぁ、佳境に入ってきた。「Me gusta  Yokohama」で昭和を列挙、マイケルのテナーが臭いほどに昭和感をアピール、って、超ウケるんですけどー^^

仕上げは、サザンバンドの聖地に乗り込むために書き上げた「Play with the Southern Cross」

5種類のキューバンリズムにサザンメドレーを乗せた楽しい曲。

あまりリハ期間が無かったけれど、今日の演奏は、ラストの、guaguancoの「勝手にシンドバッド」・・・いい、すごくいい !

曲の最後に「オチ」があるのだけれど、この「風鈴」にはお誂え向きに、背面スクリーンがあって、マスターがベイブリッジを映し出してくれた。(どういうオチかは、ライブで要確認)セカンドサードと披露してきたけれど、ここの場面セッティングは完璧。

お客さんも超ウケて、あ~そういうこと!とか、それはどーなの~とか、こっちが笑えるぐらいの高反応で、ご挨拶Ending曲を弾きだすのを忘れちゃうぐらい。

最後のメンバー紹介、からの~「Gracias!」で割れんばかりの大歓声(オーバーかな、笑)

メンバーのネーミングも気に入られたようで、特にチャーリーには、本人も戸惑うぐらい男性ファンの熱い声援が!!!「ちゃーりー!」 他のメンバーも、モヒート、セルジオ、マイケル等覚えていただけたよう。

ただ、アンコールの言葉が聞こえてこない。・・・えええええ~、用意してるのに。

マスターもBGMを流し始めたその時、客席後方から微かに聞こえた「アンコール」の声。

対バンの場合、最後のバンドだけ、アンコールは許されている。

お客さんも、今まで無かったので、アンコールは無いものと暗黙の気遣いだったのかもしれない。でも、もっと聴きたいから(そう思いたーい)、敢えて言葉にしていただけたのだったら、なんという「神の言葉」 感謝一発!

おねえさまは、サザンを御所望だったが、もうネタは無いので、こちらのシナリオどおり「風になりたい」を披露。

前回ライブから始めたエンディング「シャンシャン宝塚スタイル」で、お客さんも手拍子してくださり、めでたく終了。

昭和のおねえさま、おにいさま、短い時間でしたが、熱く愉快にノッていただき、本当にありがとうございました。

 

4回目のライブで、Ceroの演奏も、なんだか脂が乗ってきたかな。

結成1年でメンバーも馴染んできたのか、成長したのか、音が散弾銃のように暴れず、カメハメ波~!のように、一丸となってきた。

でも、ここからが正念場かな。(旧Ceroのこともあるし)

来年はどんなCeroをご披露できるのか、また初心に返って頑張ろう。

 

とりあえず、今年のLIVE、無事終了。来てくれた皆様、応援してくれた皆様。

ありがとう。

そして、私が選んだ路線で、脱線・分岐せず一生懸命走ってくれたメンバーにも Gracias!

 

 

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