Noche en Cuba ★キューバの夜

Orquesta Del CeroとCubaのことを、あれやこれや書いてみます

昭和な夜

 

 

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12月16日、黄昏時の「みなとみらい」

この画のすぐ左手に昭和の遺物(失礼)「波止場会館」がある。

 

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とってもレトロな雰囲気満載のマスターと女将さんが、もう40年近くやっているとのこと。公共施設で横浜市港湾労働会館という、ちょっとお堅いネーミングのビルの一角になる。

サルサやジャズをやってきたウチのメンバーには、ちと「あれ、間違ったかな?」感が・・・

客入りが始まると、もっと「間違ったかな?」感が増す。

あきらかに、お客さまの層が・・・いつもと違う。(以前、La Nocheのライブにいらしてた、おねえ様たちに近似してるかも)

 

対バン、集合時間の5時となり、各バンド対峙するのだが、やっぱり各々、ジャンルの特性が出るなぁ、と関心する。

ブルースバンドはカウボーイ風だったり、フェイクのたばこを咥えている。

グループサウンズバンドは、形容の仕方がわからないけれど、昔はアイドルだったぜ!感が沸々。

他バンドは、男所帯だったが、うちは何と言っても『女子(おなごでは無い じょし)』が見目麗しく、「華」(鼻じゃない) がある!!!

私もファーストライブでは、代官山で買ったエクアドル産のパナマハット、セカンドでは100均で買った、ハロゥイーンの中折れ帽、サードからはチューチョを意識してのハンチング後ろ被りで、ラテン感を表現(?)しているし、メンバーも各々、何国感を意識した衣装をチョイスして、なんちゃってラテンっぽく装っている。

お揃いで作ったCeroバッジは可愛いと評判も良く、キューバ感を出すワンポイントだ。

 

軽いミーティングで、出番が決まり、ブルースバンドがトップ、グループサウンズが2番手に。

出番を待つ間、他バンドは、隣の労働会館のロビーで控えているのだけど、マスターが客席を埋めて、と言うので、サクラになってステージを拝見。

 

ブルースにありがちの、ちょっとハスキーなボーカルのお兄さん(?)がMCで、演奏の音が出た瞬間、おおっ!とびっくり。

上手いのだ! 予想をはるかに上回る演奏で、びつくり。

ポリスバッジを胸につけたカウボーイスタイルのお兄さん(?)のキーボードは、なななんと、HAMMONDOのSK1、マジっすか、どうりでいい音だ。

昔、金子雄太氏のハモンドB3の演奏を聴いて、ブルースアレイで号泣したことがある。ハモンドの音色には、琴線を狙って離さないパトリオットミサイルのような超音波が仕組まれているに違いない。(フェンダーローズもヤバし)

ブルースバンド、どれも曲は聴いたことないけれど、個々の出している音が抜群に良く、尚且つグループとして統一感がある。ブルースの糊、海苔、いや、ノリGroove感のキープが上手い。アマチュアにありがちな乱れが無い。 凄い、上手い、聴き応えがあった。

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グループサウンズバンドは、「僕のマリー」「キサナドゥー」お決まりの「ブルーシャトー」など短めの曲をバンバン演奏し、客席の後ろで踊っていたお姉さまたちから、1曲毎に「きゃ~~~っ!」と黄色い歓声を浴びていた。(どうやら同じ職場のようだ)

そこでそんなに盛り上がられちゃ、うちらが出づらいじゃん。。。と、思っていたが、なぜか「たどりついたらいつも雨降り」で私もノってしまい、外の控え所(音がまる聞こえ)でクラーベを叩きながら踊ってしまった。2-3クラーベが合う!今度ラテンにアレンジしたいなぁ。

いい曲、途中グルーブが変わったり、フェイクで吠えられるし、ロックだし。盛り上がるし。

うーん、ラテンにして遊びたい~、けどメンバーに睨まれそう。。。(笑)

 

客席を総立ちにさせた、グループサウンズバンドが終了。

さぁ、Orquesta Del Cero 出番です! 

 

 

To be continued