La Noche(夜) の夜
昨夜はLa Nocheのライブだった。
最近はあまり行けなくなってしまったけれど、以前、毎月ラテンセッションに行っていたライブハウスのホストパーカッショニスト「松井イチロー」さんの率いる「ラ ノーチェ」のライブに行ってきた。
セッションでは、個々にラテン特有のリズムやアンサンブルの仕方、曲の盛り上げ方、ロストした時の復活方法など、いろんなアドバイスをしていただき、とても勉強させていただいた。
イチローさんは、パーカッションの腕前はもとより、話術の巧妙さも最高!
単にマイクの前で喋っているときは、寄席に来たのかと勘違いするほど抱腹絶倒。
ノリのいいベーシストと一緒にマイクの前に立ったら、お笑いグランプリに出場できそうな漫才コンビ。
そんな明るく楽しくてお茶目なイチローさんは、実は農大を出られたそうで、有機野菜を作って、売っている。
新鮮と評判も良いらしく、常連客のおばさま達も、多数ライブに来ていて、黄色い声援を飛ばしていた。
以前、TVKが取材に来て音楽家以外の顔もオンエアされている。
ラ ノーチェはブラス3管サックス、トランペット、トロンボーン、ピアノ、ベース、ボン、コン、ティンの8名編成のバンドで、リーダーのイチローさんはじめ、どなたもそれぞれ個性があって、上手い~!!! いい仕事してます。
ブラスもアルトサックスからソプラノサックスへ、時にはクラーべ、マラカスも、トランペットからはフリューゲルホルンへ、と多彩なので、音の幅が、広い。
ラテンジャズと謳っているだけに、ジャズのテイスト色濃く、ホーンの白熱したアドリブが効いている。
そのアドリブをしっかり支えているのがピアノとベースのTumbao。
同じフレーズがずーっと続いているようでいて、実は心地よいノリを生み出している。
そこに乗っかる2-3のクラーべとティンバレーロ・イチローの華麗なバチさばき。
響きわたるカンパナ。
ジャズだけどラテン。もぅたまりませんゎ。
アレンジも素晴らしく、キメ、ハーモニー、あの曲をこんな風に、など、おおいに今後の参考にさせていただきたい。
そして、何といっても、ライブパフォーマンス。
イチローさんのお喋りは別として、ステージ上では、多分真剣に演奏に集中しているのだろうけれど、そんなこと微塵も見せないで、自分たちも大いに楽しんでいるよ、と客席にいろんなアピールをする。その余裕と「楽しんでるかぃ?」アピールが、客席を和まし、盛り上げ、楽しませている。
本当に楽しい「La Noche 夜」でした。
さぁて Orquesta Del Ceroも頑張るぞ! AH~ UH!(マンボの掛け声)